2018年の10月に木更津にて個人セッションを行なった際、あるお一人のご相談者様の後ろの光の中に一匹のオス犬が現れました。
この子の一言目は「ボロボロだった僕を助けてくれてありがとう」という言葉でした。
乱暴に扱われ、病気になり手に負えなくなった彼は、放され、光を求めてM様に辿り着きました。
M様がその時のことを「ホルス」という詩誌に書かれました。愛溢れる、「M様とボロくんの詩」を掲載させていただきます。
「君の名は」
ボロです。
辿り着いたときにズタボロのボロ雑巾のようだったのでボロボロだね、ボロボロだねといわれそのままボロになりました
先住犬の風太がご飯を分けてくれたので飢えを凌ぐ事が出来ました風太はボロを先に受け入れていました
ズタボロのボロはお客様が来ると挨拶に来ましたお客がぎょっとした目になるのでボロがきたことがわかります
「珍しい犬ですね、なんていう犬種ですか?」「なんていう動物ですか?」なんていう人もいました
ボロは皮膚病で毛がほとんどなくなっていたから
我が家を訪れる子ども達はみんなボロを可愛がってくれました
ボロ、ボロと優しい声がボロの上に降り注ぎました
ボロが逝って二十年になります
秋になって枯れ葉がかさこそ音を立てるとボロの穏やかな瞳が蘇ります
君の名は
ボロです
そして君は
愛そのものです
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